「子どもに良い影響を与える父親」とはどんな父親なのか?
今回は「父親」を深掘りしてお話ししていきます。
・子どもの教育は母親がメインでしている
・父親が忙しくて、あまり子どもと接する時間がない
というご家庭がおられるかもしれません。
逆に
「父親がかなり熱心に子どもの教育をしている」
というご家庭かもしれません。
ご家庭の方針なので様々なご状況がおありかと思いますが、
今回みなさまにお伝えしたいのは
子どもに良い影響を与える父親の「たった1つの特徴」
です。
状況や方針は何通りもありますが、普遍的で
「これだけは絶対に忘れないでほしい」というものを
たった1つだけお話しします。
もちろん「母親」にも通じる内容でもありますが、
「父親」の方が何倍も通じる内容だと感じているのが
今回の内容です。
それは父親が家庭の大黒柱であり、
経済状況を大きく左右する存在だからです。
さらに父親は「実はよく見られている存在」です。
子どもが大人になったとき、意外なほど
「父親の言動」を子どもはよく覚えています。
なぜか?
父親は
子どもの未来の考え方や行動の指針になる存在
だからです。
つまり、
「子どもに大きな影響を与えているのが父親」
ということです。
ここから逆算すると
・父親はどんな存在であるべきか?
・どんな父親が子供に良い影響を与えるのか?
・父親は子どもとどう接すればいいのか?
答えは自ずと「1つ」に浮かび上がってきます。
じっくりお話ししていきます。
「父親」であるお父様だけではなく、
「母親」であるお母様にも参考になる内容にしますので
ぜひ最後までご覧ください。
子どもに良い影響を与える父親の「たった1つの特徴」
中身に入ります。
目次
◆【子育て】子どもに良い影響を与える父親のたった1つの特徴
結論からいきます。
今回の結論
子どもに良い影響を与える父親の「たった1つの特徴」
とは何か?
それは・・・
ロールモデルである
です。
ロールモデルとは、
他者にとって模範となるような人物や存在のことを指します。
特に、社会や組織、個人の成長や発展において、
理想的な行動や態度を示し、
それに倣いたいと思われる人物やキャリアのことを指します。
ここでのポイントは
・模範となる存在
・倣いたいと思われる人物やキャリア
の2点です。
「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、
僕は「これは正しい」と思っています。
子どもは少なからず、親の影響を受けて育ちます。
大人になった今感じているのは
「自分の考え方は親の考え方を少なからず受け継いでいる」
ということです。
「なんかこの考え方とか言動、親に似てるな」
と冷静に考えて感じることがあります。
僕には弟がいますが、彼も同様です。
弟に対しても
「ここが父親に似ている、母親に似ている」
と感じることがあります。
もちろん遺伝的なこともあると思いますが、
子どもの時に経験した父親との思い出や経験が
「今に影響を与えている」と感じさせられることがあります。
つまり、それは
「父親を模範にしている」と言うこともできます。
これは考えてみれば当たり前のことです。
子どものときに「男の大人」といえば、
「学校の先生」や「習い事の先生」くらいしかいません。
直接、接する時間を考えれば、圧倒的に「父親」が長いです。
そりゃ、子どもは「父親」を模範とするでしょうし、
父親の言動を真似します。
これが1つ目のポイント
「父親は模範となる存在である」です。
次に2つ目のポイント
「倣いたいと思われる人物やキャリア」についてです。
「将来、父親みたいになりたい」と思われる存在が
2つ目のポイントです。
これが「ロールモデル」ということになりますが、
子どものがこういう考え方であるかどうかは
重要なポイントです。
なぜなら、
父親を見て「ああはなりたくない」と感じてしまっていれば、
それは「ロールモデルになっている」とは言えないからです。
たとえば、みなさんが「テレビ番組を見ていた」とします。
ある特定の芸能人を見たときに
「ああはなりたくない」と感じれば
その人のことをロールモデルにするでしょうか?
絶対にしないですよね。
ロールモデルにしないので、
影響を与えられることはありません。
以上をまとめると次のような等式が成立します。
===
子どものロールモデルになる=子どもに影響を与える
===
さらに付け加えると
「父親みたいになりたい」と子どもが感じれば
等式は次のように変化します。
===
子どものロールモデルになる=子どもに良い影響を与える
===
「ロールモデル」自体が「誰かに良い影響を与える存在」なので
当然この等式は成立します。
以上が「ロールモデル」についてでした。
ではここから本題に入ります。
今回のテーマは
子どもに良い影響を与える父親の「たった1つの特徴」
→「ロールモデルである」
ロールモデルになるためには具体的に何をすればいいのか?
当然こういった疑問が湧くはずなので
お話ししていきます。
結論は「たった1つ」です。
今からみなさんにお伝えする「たった1つ」が
ロールモデルになるためにすべきことであり、
僕が今回最もお伝えしたいことです。
ではいきます。
ロールモデルになるためには具体的に何をすればいいのか?
それは・・・
子どもにしてほしい行動を自分がする
です。
一見すると「ん?」って感じだと思いますが、
これは子どもと接する上での
「本質的な考え方と行動」が全て詰まっています。
===
子どもにしてほしい行動を自分がする
===
どういうことか例を挙げてお話ししていきます。
たとえば、みなさんが
お子様に「勉強してほしい」と感じたとします。
「子どもにしてほしい行動」は「勉強してほしい」です。
はい、これを「自分がしてください」。
つまり、「みなさんが勉強する」ということです。
「いや、僕(私)ではなく、子どもに勉強してほしいんですけど」。
こういうお声が100%上がると思いますが、
考え方を変えてください。
勉強してほしいなら、まずみなさんが勉強してください。
これは考えてみれば当たり前の話です。
親であるみなさんが
家でダラダラしながらテレビを見ていて、
「勉強しなさい」と子供に言っても何の説得力もありませんよね。
(親)ダラダラしている
↓
(子ども)勉強している
この図式はおかしいですし、成り立ちません。
(親)勉強している
↓
(子ども)勉強している
この図式です。
さらにいうと
「子どもに本を読ませたいんですが、どうすればいいですか?」
というお声をよくいただきます。
この答えはもうお分かりですよね。
まずみなさんが本を読んでください。
===
子どもにしてほしい行動を自分がする
===
です。
親が本を読むから子供が本を読みます。
親が本を読まないのに子どもが
いきなり自ら進んで本を読むことはありません。
(親)本を読んでいる
↓
(子ども)本を読んでいる
これが正しい図式です。
僕は塾生に毎月1冊本を薦め、課題図書として読んでもらい、
宿題を提出してもらっています。
これは僕が1ヶ月で10冊くらい読んだ本の中から
生徒でも読めて、タメになる本を紹介しています。
(僕)本を読む
↓
(生徒)本を読む
この図式が成立しているので、生徒は本を読んでいます。
僕が本を読んでもいないのに
生徒に本を読めなんておかしな話ですからね。
でも親子関係になると
ふつうにこういった現象が起こります。
親がしていないことを子どもにさせる。
このような現象です。
もちろんできないものもあると思いますが、
それでも調べたり、話を聞きに行ったり、
最低限の行動をすることはできるはずです。
子どもは親の姿を
親が感じている以上に本当によく見ています。
ちょっとでも気を抜いたり、違和感を感じることをしたときに
子どものアンテナは活発に瞬間的に働き、
「それはおかしい」と感じるものです。
特に父親は母親に比べると、
自宅にいる時間が短く、子供と接する時間が短いので
少しの言動がダイレクトに子供に影響を与えます。
忘れないでください。
そして、もう1つ。
これも重要です。
実はよくよく考えてみれば、ずっと昔は
「子どもにしてほしい行動を自分がする」
をみなさんはすでにしていました。
どういうことか説明します。
「お子様が幼少期」のときのことを思い出してください。
まず親であるみなさんが「自分」でやって、手本を見せて、
お子様にやってもらっていましたよね。
・お箸の持ち方
・絵本の読み聞かせ
・お手洗いの仕方
・歯の磨き方
・服の着替え方
などすべてみなさんが動いてやった上で
子どもにしてもらっていたはずです。
(親)お箸を持つ
↓
(子ども)お箸を持つ
この図式です。
逆はあり得ません。
つまり、まず「みなさん」がしていたんです。
「子どもにしてほしい行動を自分がする」を。
子どもにしてほしい「お箸を持つ」を
まずはみなさんがしていましたよね。
お箸を持って、持ち方を教えた上で
子どもが同じ真似をしていたはずです。
原点に戻りましょう。
・子どもに勉強してほしいなら「自分」が勉強する
・子どもに早起きしてほしいなら「自分」が早起きする
・子どもがスマホを辞めないなら「自分」がスマホを辞める
自分の行動を変えることから始めてください。
子どもに変わってほしければ
まずみなさん自身が自分を変えてください。
繰り返しますが、
子どもは親の姿を本当によく見ています。
親であるみなさんが頑張っている姿を見れば
子どもは影響されて頑張ります。
よく考えてください。
親がダラダラしていて、
子どもが必死で頑張っているご家庭を見たことがありますか?
まず見たことがないですよね。
でも「逆」はよくあります。
「親が頑張っていて、子どもがダラダラしているご家庭」です。
最後にこのことを考えて終わります。
これまで通りであれば
「親が頑張っているなら子どもは頑張る」が
成り立つはずですよね。
「子どもにしてほしい行動を自分がする」
ができているにも関わらず、子どもが頑張らない状況です。
おかしいです。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
答えは簡単です。
「子どもにしてほしい行動を自分がする」
が「実はできていないから」です。
そう。
実はできていないんです。
これは反感を買ってしまうことを重々承知の上でお話しします。
「子どもにしてほしい行動を自分がする」は
かなり難しいことです。
「自分はできている」と
思っていてもできていないことなんてめちゃくちゃあります。
一度、向き合ってみてください。
自分は本当にできているだろうか?
===
・子どもとの約束や言ったことを守っているだろうか?
・自分が子どもに言ったことを自分はできているだろうか?
・生活リズムは安定しているだろうか?
・起床就寝時刻は固定できているだろうか?
・やるべきことをきちんと完了させているだろうか?
・怠惰な生活を送っていないだろうか?
・自分の言動に問題はないだろうか?
===
いかがでしょうか?
意外なほど「できていない」ということはなかったでしょうか?
もちろん「完璧な人間」なんていません。
でも
「それはできる」「それは改善できる」
「それはただサボっているだけ」
という「変えられること」は誰しもあります。
「そことどう向き合っていますか?」ということです。
今回のテーマは「ロールモデルになる」。
そのためには
「子どもにしてほしい行動を自分がする」。
・自分との約束を守る
・自分がまずやる
・自分は本気でやる
「淡々と自分を高める親の姿」を子どもが見ればどう思うでしょうか?
子どもが何を感じ、どんな行動をするでしょうか?
いずれ「親の行動」が「結果」として現れます。
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