受験生へ。
夏休みまでが勝負ですよ。
「夏を制す者は受験を制す」。
毎年こういう謳い文句が言われます。
僕はこの言葉を聞くといつも次のように思います。
「え?じゃあ夏まではどうでもいいん?」
どうでも良いわけないですよね。
なぜなら、夏休みから頑張る人と
夏休みまで頑張り、夏休みも頑張る人とでは
天文学的な差になるからです。
今これを見ている受験生にはっきり言います。
夏までに仕上げてください。
「何」をか?
じっくりお話ししていきます。
今回は「3つの勉強法」をお伝えしますが、
この3つの勉強が夏までに完了しているかどうかで
みなさんの今後の伸び、合否を決定づける可能性すらあります。
特に最後3つ目は
まず9割以上の受験生がしていないことですが、ぜひしてみてください。
勉強の仕方が一変します。
夏休みが始まればいよいよ「受験まで約半年」です。
この約半年になるまでに、できることを全部やり切って
最高の状態で夏休みを迎えてください。
合格する受験生は
夏休みになる前からすでに動き出しています。
夏休みまでにすべきことを完成させ、
夏休みからより高い次元の勉強を実現しています。
===
夏休みはより高い次元の勉強をする。
そのために夏休みまでに仕上げる。
===
ものすごく重要なことです。
夏休みまで指を咥えて待っている暇はありません。
夏休みまでじゃんじゃん動いてください。
そして、夏休みにより高度な勉強をしましょう。
その準備となる内容をお伝えします。
全部やる前提で最後までついてきてください。
いきましょう。
目次
◆【志望校合格】受験生が夏休みまでに絶対すべき勉強法
【志望校合格】受験生が夏休みまでに絶対すべき勉強法
①苦手・弱点を完全に潰し切る
全受験生が夏休みまでに絶対すべきことです。
僕は冒頭で、夏休みは
「より高い次元の勉強」を実現するというお話をしました。
「より高い次元の勉強」とはどんな勉強かというと
「今みなさんがしている勉強よりも上のレベルの問題」です。
【今している勉強→上のレベルの問題】
・基礎レベル→標準レベル
・標準レベル→応用レベル
・教科書レベル→模試レベル
・模試レベル→入試レベル
・偏差値60レベル→偏差値70レベル
こんな感じで、夏休みは今している勉強よりも
次元の高い勉強をしなければいけません。
もちろん「これまでの復習をする」という勉強も大切ですが、
そればかりしていても上のレベルにはいけませんし、
何よりもっと大切なことがあります。
夏休みまでに復習を終わらせる。
これができるかどうかで、みなさんが夏休みに
より高い次元の勉強ができるかどうかが決まります。
・「夏休みから復習すればいいや」という人
・「夏休みまでに復習を仕上げよう」という人
どっちの方が受かりそうですか?
当然、後者ですよね。
夏休みまでに復習を仕上げて
夏休みからより次元の高い勉強に入るんです。
そのためにすべきこといきます。
苦手・弱点を完全に潰し切る。
多くは言いません。これだけを徹底してください。
夏休みまでに
みなさんが苦手とする教科の単元を潰し切るんです。
そうすればみなさんは
夏休みからより高い次元の勉強ができます。
よく考えてみてください。
今自分がしている問題よりも
難しい問題を解けるようになりたければどうすればいいですか?
当然、今自分がしている勉強が極まっていないといけませんよね。
今のレベル問題ができてもないのに
上のレベルの問題になどいけないからです。
偏差値60の問題を解けないのに
偏差値70の問題が解けないのと同じことです。
以上のことからお伝えたいことはたった1つ。
今している問題を極めてください。
さすがに夏休みまでに
これまで学習してきたことを全て復習して、
全て極めるのは大変です。
だから苦手・弱点単元のみに集中するんです。
===
苦手・弱点単元を極める
→これまでの学習内容はOK
→夏休みに突入
→より次元の高い勉強の開始
===
この流れです。
スタートは「苦手弱点単元の克服」です。
この達成に向けて
これから夏休みまで勉強していきましょう。
では具体的なやり方をお伝えします。
次の3ステップを回してください。
===
(1)これまでのテストや問題集をパラパラ見る
(2)怪しい単元、苦手・弱点単元に印をする
(3)印の計画を立て潰す
===
順番にいきます。
(1)これまでのテストや問題集をパラパラ見る
まずは
・これまで受けてきたテスト
・これまで使用してきた問題集
を出してください。
テストは
定期テスト、模試、実力テストなどです。
これまで使用してきた問題集は
お手持ちの問題集や参考書、単語帳などです。
これらを全て用意し、パラパラ見ます。
その中でしていくのは次の内容です。
(2)怪しい単元、苦手・弱点単元に印をする
パラパラ見ていく中で
自分が次のようになった時、印をしてください。
拒否反応。
感情がネガティブな方向に揺れた時、
思わず苦い顔になった時です。
これが「拒否反応」です。
人間嫌な感情が湧いた時には
思わず拒否反応を示します。
露骨に顔に出たり、心が揺れ動きます。
問題集や参考書、単語帳パラパラの中で
拒否反応が出ればそれは「印」すべき問題です。
付箋を貼るなり、ペンで⭕️をつけるなり、
蛍光ペンで塗るなりしておいてください。
「これは潰しておかないとヤバイ」という問題です。
印が全て終わった後に
「これ全部潰したらここまで学習してきた内容完璧やな」
というスッキリした状態がイメージできれば完了です。
(3)印の計画を立て潰す
次に「印を全て潰すための計画」を立てます。
みなさんの「夏休み開始日」はいつですか?
仮に「7/15」だったとした場合、
「今から7/15までの計画」を立てます。
今から7/15まで14日あるとすれば
14日の中で印を潰す計画を練ります。
印を潰すためには
印の問題を解く→理解、暗記する→解き直す→極まるまで回す
というステップが必要です。
このステップ達成のために
どんなスケジュールを立てれば完了するのか?
を考えて計画を作成してください。
たとえば、先ほどの例(夏休みまで14日間)を使うと次のようになります。
===
1日目〜8日目...印を全て解く→間違えた問題の理解、暗記
9日目、10日目...間違えた問題の解き直し1回目
11日目、12日目...間違えた問題の解き直し2回目
13日目、14日目...間違えた問題の解き直し3回目
===
こんな感じで計画立てして夏休みまでに印を潰します。
今から夏休みまで
そこまで時間がたくさんあるわけではないですが、
短期決戦で集中的に潰していきましょう。
むしろ、短期決戦の方が良い意味で焦って
集中力が上がった状態で勉強できます。
〆切は夏休みまで。
夏休みまでに、
みなさんの苦手・弱点単元を潰しにかかり、
スッキリした状態で夏休みをお迎えください。
【志望校合格】受験生が夏休みまでに絶対すべき勉強法
②長時間勉強ルーティンを確立する
想像してみてください。
===
みなさんは受験生です。夏休みが始まりました。
さて、どんな過ごし方をしていくことになりますか?
===
ズバッと言っちゃいますね。
目が空いている時間ずっと勉強です。
「いや、それは言いすぎだろ」と思われるかもしれませんが、
決してそんなことありません。
なぜなら、
今年の頑張り次第でみなさんの人生が決まるからです。
夏休みは受験生が最も勉強できる長期休暇期間です。
そんな超超超貴重な夏休みのチャンス期間を
もし逃せばどうなるか?
周りと差をつけられて終わりです。
ハッり言ってしまう申し訳ないですが、
夏休み頑張れない受験生は受験生失格です。
夏休みをものにできない受験生は受験生ではありません。
みなさんは受験生です。
受験生の一番の仕事は勉強することです。
極端に言えば
勉強以外のことをしている時間は1秒もありません。
勉強にはメリハリが重要なので
休むことも遊ぶことも大事です。
でもそれをして、うつつを抜かしている間にも
周りの同じ受験生は勉強しています。
もしみなさんが1時間サボり、
周りの受験生が1時間勉強すれば
その差1時間です。
経ってしまった時間は二度と返ってこないので
この1時間の差は一生返ってきません。
みなさんがサボるのは自由です。
でも長期的視点で考えれば「サボる」ということは
受験当日、同じ受験会場で戦うかもしれない受験生に
差をつけられているということです。
そういうことが積もり積もって合否は決します。
合格したければ、志望校に受かりたければ。
目が空いている時間ずっと勉強するくらいの
覚悟を持たねばなりません。
そのためにすべきことはシンプルです。
今長時間勉強に慣れておいてください。
今年の夏休みは、間違いなく
「人生史上一番勉強する夏休み」になります。
夏休み開始からいきなり「12時間勉強」みたいな
長時間勉強ができるかどうかと言われれば難しいですよね。
もちろん普段から慣れている人であれば
楽勝かもしれませんが、多くの人はそんなことないはずです。
今から夏休みまで準備していきましょう。
長時間勉強に慣れるためにまず重要なことは
「自分の限界値を知ること」です。
「各曜日ごとに限界の限界まで
死ぬほど勉強すれば何時間勉強できるのか?」
をまず知らねばなりません。
そのためには「仮の限界勉強時間」を設定して、
やってみてください。
たとえば、
(月曜日)仮の限界勉強時間...5時間
とした場合、月曜日に5時間本当に勉強してみます。
やってみて、「自分」を知ってください。
できるのか?できないのか?
できればその勉強時間を回し、
できなければ少し落とした勉強時間を再設定し、
またやってみます。
自分の限界勉強時間を見つける
→慣れるまで回し続ける
これがみなさんが夏休みまでにすべきことです。
夏休みまでまだ時間はあります。
できることを最大限やってください。
繰り返しにはなりますが、みなさんは夏休み
目が空いている時間ずっと勉強します。
1日何10時間もの勉強を毎日毎日回し続けるんです。
体力がないとできるわけがありません。
今体力つけといてください。
そのための「限界勉強時間の設定→勉強」です。
夏休みまでに
「オリジナルの長時間勉強ルーティン」を確立させ、
夏休みからロケットスタートが切れる準備を今していきましょう。
【志望校合格】受験生が夏休みまでに絶対すべき勉強法
③過去問を解いてボコボコにされる
僕は冒頭でこう言いました。
特に最後3つ目は
まず9割以上の受験生がしていないことですが、ぜひしてみてください。
勉強の仕方が一変します。
それが「過去問を解く」ということです。
「いや、早すぎやろ!まだ習ってない単元もあるし」
みなさん全員が満場一致でそう思うと思います。
早すぎていいですし、
習っていない単元があってもいいです。
最も重要なこと、そしてこの意図するところは
経験しておくということです。
なので期間や出来不出来は無視してください。
早くて当然ですし、できなくて当然です。
ただみなさんにはどうしても夏休みになるまでに
「過去問を解いた」という経験値を手に入れて欲しいんです。
この景観地があるのとないのとでは
これからの勉強の仕方が全く変わってきます。
なぜなら、ゴールを知ったからです。
「過去問=ゴール」です。
どんな問題が出て、どんな時間配分で解くのか?
これをあらかじめ知っておけば
そこから逆算した勉強をしていけ、
過去問で点数を取る勉強がしていけます。
「受験勉強」とは何か?
合格するための勉強です。
もっと具体的に言うと
過去問から逆算した勉強です。
いかに早く過去問を解いてゴールを知り、
戦略的に勉強していくのか?
合否を大きく左右します。
では具体的なお話をします。
まずは夏休みまでに過去問を準備してください。
過去問は「自分が志望する学校の問題」です。
志望校が決まっていなければ
公立高校の問題でも将来受けそうな学校の過去問でもいいです。
何度も言いますが、重要なことは
「過去問を解いた」という経験値ですので
そこまで過去問には拘りません。
準備できれば、一番古い年度の過去問を
時間を計って解いてください。
最新年度は、入試直前期に使用するため
解かなくて大丈夫です。
学校によって、受ける教科数は異なりますが、
大体3教科か5教科だと思います。
平日は学校があるので
土曜日か日曜日の朝に解きます。
全くわからない問題、未学習の問題などあると思いますが、
制限時間になるまで、もがいて解き続けてください。
地獄のような時間ですが、やり抜いてください。
終われば、丸つけをして点数を出します。
酷い点数だと思いますが、それでいいです。
ここでのテーマは
「過去問を解いてボコボコにされる」なので
点数などお構いなしです。
「ひっどい点数やな〜」と笑っていればいいです。
はい、ここまででみなさんには
「過去問を解いた」という経験値が手に入りました。
解けた問題もあれば解けなかった問題もあると思います。
「解けなかった問題(間違えた問題)」を見てください。
次の2パターンに分かます。
===
・学習問題
・未学習問題
===
未学習問題の点数を数えてください。
その点数は取れる可能性のある
加算されるかもしれない問題です。
だから全く気ににしなくていいですあ、
伸びしろのある問題、加算される問題です。
重要なのは
「学習した問題なのに落とした問題」です。
これをかき集めるのが
みなさんがこれからしていくべき勉強になります。
お気づきですか?
これは1つ目の
「苦手・弱点単元を完全に潰し切る」です。
そう。
===
過去問を解く
→学習したのに落とした問題が炙り出される
→夏休みまでに潰す
===
これだけでも過去問から逆算した勉強ができ、
偏差値UPに大きく繋がります。
しかも「過去問を解いた経験値」まで手に入る。
一石二鳥となる勉強です。
「ボコボコにされてもいい」という考え方があれば
すんなり「過去問を解く」という行動に入れるはずです。
===
その中で足掻きもがき、取れた問題は自信にし、
学習したのに落とした問題はこれから潰していけばいい。
未学習内容はこれから習って潰していけばいい。
===
これくらいシンプルでいいです。
過去問を解き、ゴールが知れれば
一気にやるべきことが見えてきます。
受験までにいつまでに何をすべきか?
合格に絶対必須の「受験戦略」です。
夏休みまでにやってみてしてください。
以上ができた状態で
夏休みに入るのと入らないのとでは本当に大きな差になります。
なぜなら、過去問を解いたという経験値があれば
そこから逆算して夏休みすべき勉強計画が立てられるからです。
過去問でこんな問題が出た
→だから夏休み練習して極めよう
考え方も勉強の仕方も全く変わった状態で勉強できます。
過去問解いてボコボコにされてください。
それが今のみなさんにとって必要なことだから。
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