いきなりですが、みなさんに質問です。
１年間で定期テストは複数回ありますが、
最も重要な定期テストは、どの回の定期テストだと思いますか？
いろいろな意見がありますが、僕の中での答えは決まっています。
間違いなく
第１回目の定期テストです。
なぜなら、第１回目の定期テストで、
第２回目以降の定期テストの結果がほとんど決まるからです。
これはどういうことかというと
第１回目の定期テストが１年間の定期テストの基準になる
ということです。
例えば、
「第１回目の定期テストが5教科400点」であれば
「第２回目以降の定期テストも5教科400点前後になる」
ということです。
人はそんな急に変わりません。
現状維持を貫くことが人間の本質でもあるので
現状打破することは人間の本質とは離れるため
そう簡単に変われません。
ということは・・・
そう。
「基準が一度作られれば現状維持する」ということです。
これはものすごく重要なことですので、よく覚えておいてください。
１学期中間テストは、「１年間の基準を作るテスト」です。
ここで結果を出せるかどうかが
間違いなくみなさんの1年間の定期テストの点数を決めます。
だから、１学期中間テストが１年間で最も重要なテストなんです。
今回の投稿は、
超重要な１学期中間テストで結果を出すための内容です。
勉強法を２つご紹介します。
ものすごく重要で確実に結果が出るのに
なぜかほとんどの中高生がしない勉強法です。
特に
・勉強しているのに結果が出ない
・爆伸びする勉強法がわからない
・最短最速で結果を出す勉強が知りたい
という人は、最後まで見ることを強くオススメします。
１学期中間テストは、１年間の基準を作るテスト。
このことを強烈に念頭に置いた上で、
実践前提で最後までご覧ください。
中身に入ります。
目次
◆１学期中間テスト前日までに絶対すべき勉強法２選
１学期中間テスト前日までに絶対すべき勉強法２選
①解き直し
勉強には本質があります。
【勉強の本質】
できなかった問題をできるようにすること
カンタンにいうと
×→○にする
のが勉強の本質です。
結果を出すためには
勉強の本質をついた勉強をする必要があります。
なぜなら、
テストでできない問題、わからない問題、知らない問題のほとんどは
「×だった問題」だからです。
テストで間違える理由のほとんどは
・取れる問題で間違えたから
・テストまでに間違えた問題があったから
の２つです。
つまり、「間違えた問題を放置しているから」です。
なぜそうなっているのか？
解き直しをしていないからです。
解き直しは、×→○にする勉強の本質をついた勉強なので
勉強で結果を出したい全人類がすべき勉強です。
・間違えた問題
・暗記していなかった問題
・わからなかった、知らなかった問題
これらすべて「×」なので
すべてが「解き直し対象の問題」です。
当然、すべて○に変える必要があります。
ここまで聞いて
「解き直しをしていない」
「解き直しをしているけど、○に変えられていない」
という人は、次のやり方で必ずこれから勉強していってください。
＝＝＝
【解き直しのやり方】
間違えた問題が出た
↓
解説を読んで理解暗記する or 暗記系は暗記する
↓
時間をおいて、理解暗記したことを使って解き直しをする
↓
自力で完璧にできるようになるまで解き直しをする
＝＝＝
間違えた問題が出た時点で
まずは、解説を読んで、理解暗記してください。
暗記系の問題で解説がほとんどない問題は
そのままダイレクトに暗記してください。
もし解説を読んでも理解暗記できなければ
・誰かに質問して聞く
・ChatGPTに聞いてみる
・授業動画をYouTubeで検索して見てみる
などの対応をとってください。
とにかく理解暗記しなければ
次の「解き直し段階」に移行できません。
ある意味、このステップが一番重要ですので、
必ず理解暗記を完璧に仕切ってください。
間違えれば、必ず
（１）理解する
（２）暗記する
（３）理解暗記する
の３つのどれかをすることになります。
これをした後のゴールは「分かった」「覚えた」です。
「よし、分かった！」
「よし、覚えた！」
この状態にならなければいけません。
そのためには「読解」することが必要です。
解説にしろ、授業にしろ
「何を言っているのか？」
「何がポイントなのか？」
「何を覚える必要があるのか？」
「なぜそうなるのか？」
「どうやって解くのか？」
がわからないと理解暗記できません。
これらの質問をリストにして
自分に浴びせながら読解していってください。
できれば次は
「時間をおいて、理解暗記したことを使って解き直しをする」
をします。
ここでのポイントは２つです。
（１）時間をおくこと
（２）理解暗記したことを活用すること
なぜ時間をおくのかというと、
理解暗記した直後に解き直しをするとできてしまうからです。
それでは答えを覚えているので、
あまり解き直しの意味がなくなってしまいます。
本来、解き直しは「何やっけ？」と
思い出しながらするからこそ意味があり、
間違えた問題を○に変えていけます。
なので、理解暗記が終わり、
必ず時間を置いた上で、解き直しをしていってください。
理解暗記すれば、２〜３時間くらいは時間を空けましょう。
この時間はあくまで目安なので
「自分にとっての最適解」を見つけるためにも
色々な時間帯を実験してみてください。
時間をおいて解き直しをするときは
必ず「理解暗記したこと」を活用してください。
どういうことかというと、解き直しをするときに
何も考えずに問題を解くのではなく、
「理解した何を使うんやっけ？」
「暗記した何を使うんやっけ？」
と考えながら解き直しをします。
こうすることで、理解暗記したことが使えるので
解き直しの質が上がり、間違えた問題で確実に正解できます。
時間をおいているため、少し忘れている状態なので
「何やっけ？」という「思い出し」もできます。
＝＝＝
理解暗記したことを使って解き直しをして正解した
＝＝＝
これが「解き直しの状態目標」です。
１学期中間テスト対策中には
たくさんの問題を解いたり、たくさんの暗記をします。
当然、その中で
「間違えた問題」「暗記していない問題」「わからなかった問題」
が数多く出ます。
重要なのは「そこで何をするか」です。
・間違えた問題を放置するのか？
・間違えた問題を解き直してできるようにするのか？
みなさんが間違えた問題は
テストで「近い問題」となって出てきます。
解き直しにより
必ずテストで「何が出てもいい状態」にしてください。
ここまでの内容をカンタンにまとめます。
間違えた
↓
理解暗記する
↓
時間をおく
↓
理解暗記したことを使って解き直しをする
↓
自力でできるまで解き直しをする
このステップで×を○に変え続けてください。
ちなみに
「自力でできるまで解き直しをする」は何回でもいいですが、
これまで何千人もの生徒を見てきて「３回」は解き直しをしたいです。
もちろん問題によっては、
１回、２回の解き直しでも自力でできるようになる問題はありますし、
逆に３回では自力でできるようにならず、
４回以上解き直す必要がある問題もあります。
目安ではありますが、
「３回解き直して極める」を回数の目標として
解き直しをしてみてください。
１学期中間テスト前日までに絶対すべき勉強法２選
②高速反復テスト
伸びない人には伸びない原因があります。
多くの理由がありますが、僕は考える大きな理由は次の２つです。
（１）反復していないから
（２）テストしていないから
逆に言うとこれら２つの問題を解決すれば
伸びない人が伸びる人に変わる可能性が一気に上がります。
そのためには
ここでのテーマ「高速反復テスト」をする必要があります。
「高速反復テスト」とはその名の通り、
高速でテストを繰り返す勉強法です。
この勉強法の良いところは「伸びない原因」である
（１）反復していないから
（２）テストしていないから
の両方を同時に潰せることです。
まさに一石二鳥と言える勉強法です。
やり方はシンプルです。
勉強が終われば、
速攻でまず何も見ずにテストする。
この際ダラダラテストをするのではなく、
時間を計ってテストをしましょう。
時間は大体の時間でOKです。
あとはこのテストを反復させたいので、
「反復する仕組み」を作ります。
これがざっくりとした高速反復テストのやり方ですが
あまりイメージがしにくいと思いますので、
具体例を上げて説明していきます。
例えば、みなさんが「今日数学の問題集を５ページする」とします。
（１回目）まず時間を計って５ページする
↓
（２回目）間違えた問題のみ時間を計ってテストする
↓
（３回目）また間違えた問題のみ時間を計ってテストする
こんな感じで
「間違えた問題のみ」を追いかけて
時間を計ってテストを繰り返します。
時間を計っているので
「早くしよう」というマインドになるので
実際に早くなり、「高速」でテストできます。
さらに、
１日の中で複数回テストを繰り返して回せば、
反復できます。
朝 ：全部やる（１回目）
夕方：間違えた問題だけテストする（２回目）
夜 ：２回目で間違えた問題だけテストする（３回目）
みたいにすれば、１日の中で３回も反復できます。
１つ目の勉強法「解き直し」と組み合わせることもできます。
高速反復テスト内に「解き直しのやり方」を加え、
解き直し自体を「テスト化して、反復する」ということです。
つまり、数学の例をそのまま使うと次のような感じです。
（１回目）まず時間を計って５ページする
↓
「間違えた問題」に対して、理解暗記する
↓ 時間をおく
（２回目）間違えた問題のみ時間を計って解き直しをする
↓
また「間違えた問題」に対して、理解暗記する
↓ 時間をおく
（３回目）また間違えた問題のみ時間を計ってテストする
↓
また「間違えた問題」に対して、理解暗記する
↓ 時間をおく
・
・
・
ただステップが多いですので、
１日で全てをこなすことが難しければ、２日かけてやってもいいです。
とにかく重要なことは、
・解き直しをテスト化すること
・解き直しを反復すること
です。
解き直しをテスト化していない人、
解き直しを反復していない人はぜひしてみてください。
ただ、はじめはハードルが高いので
まずは１つ目の「解き直し」から始め、解き直しに慣れてくれば
「高速反復テスト」を取り入れると良いです、
「解き直し」も、「高速反復テスト」も全教科対応です。
どちらも１学期中間テスト対策をする中で
最強の勉強法となりますので、
今日からガンガン使っていってください。
さらに、高速反復テストは
「暗記」に対して抜群の効果を発揮します。
英単語30個をその日のうちに覚えるのであれば
朝：部屋で高速反復テスト（１回目）
朝：通学の電車内で高速反復テスト（２回目）
昼：学校で高速反復テスト（３回目）
夕方：帰宅の電車内で高速反復テスト（４回目）
夜：寝る前に部屋で高速反復テスト（５回目）
という感じで、シンプルにテストしまくってもいいです。
「場所」と「タイミング」を決めて高速反復テストをすれば
１日の中でとんでもない回数反復できます。
ぜひしてみてください。
以上が
１学期中間テスト前日までに絶対すべき勉強法２選
でした。
「解き直し」と「高速反復テスト」。
２つの勉強法で
１学期中間テストとんでもない点数を叩き出してやりましょう。
冒頭でも言いましたが、
１学期中間テストは、１年の基準を作るテストです。
最も重要なテストなので、ぜひ結果を出してきてください。
誰しもテストまでまだやれることはたくさんあるものです。
自分が何をなすべきなのかを明確に決めて、
１学期中間テスト対策を完成させてください。
みなさんが最高の結果を出されることを期待しています。
これからもこのチャンネルでは
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