こう思ったことがある親御様はおられますか?
「子どもが早く自分でできるようになればなあ」
「いつまで親が言わないといけないのだろうか・・・」
「この子はいつ自立してくれるのか・・・」
一度や二度考えたことがあるはずです。
こう考えたとき、親であるみなさんは何をしましたか?
「いや、特に何もしていません」
「どうしたらいいのかわからなくて」
「ただ待つしかないと思います」
こういうコメントが来そうですが、
今回の投稿の結論と絡めるのであれば答えは次の通りです。
「〇〇をすれば、子どもは自立します」
今回はこの「〇〇」を徹底解説していきます。
〇〇は、僕が勝手に造った言葉なので
おそらく誰も聞いたことがないと思います。
でも必ずと言っていいほど
みなさん自信が経験を持っており、100%成功した方法です。
全員が経験し、成功した方法。
だから、「子どもが自立すること」に関しても
「これから全員が経験し、成功する方法」になります。
もちろん100%絶対ということはありませんが、
少なくとも今よりも子どもが
「自立するきっかけ」にはなるはずです。
ぜひ「〇〇」を実践前提で最後までお付き合いください。
お子様が自立するサポートをするのは「大人」です。
為すべきことを、正しく為していきましょう。
中身に入ります。
目次
◆【保護者様向け】子どもが自立するために親がすべきことは○○です。
結論からいきます。
「子どもが自立するために親がすべきことは○○です」
の○○とは何か?
それは・・・
自転車理論
です。
自転車理論。
これが子どもが自立するために親がすべきことです。
「自転車理論」とは
「自転車に乗れなかったビフォー」から
「自転車に乗れるようになったアフター」までを指します。
つまり、
「自転車に乗れるようになるまでのプロセス」。
これが「自転車理論」です。
自転車に乗れるようになれば
それは「自走している」と言えます。
親の手を借りずとも、親が心配せずとも
勝手に自転車に乗って、どこかへ行く子ども。
自分でできるようになっているので「自立」しています。
まさか
「親のサポートがないと自転車に乗れません」
という中学生、高校生はいないと思います。
わざわざ親のサポートがなくても
自分で自転車に乗り、目的地に向かえるはずです。
ではものすごく重要な質問です。
なぜこんなことができるように
なったのでしょうか?
「いや、そんなん当たり前やん。みんな自転車に乗れてるわ」。
あまり考えず「当たり前」で済ましてしまいそうな質問ですが、
きちんと思考して考えてください。
なぜ自転車に乗れるようになったのか?
答えはシンプルです。
一人で自転車に乗れるようになるまで
親のサポートがあったからです。
これ以外ありません。
初めは補助輪つきで
「自転車に慣れる」ところから始め、慣れてくれば補助輪を外す。
親が後ろから支えながら、手を離して漕ぐ練習をする。
初めはうまくバランスが取れず、何度も転ぶ。
それでも、自走できるようになるまで
何度も練習を繰り返す。
そして、数週間〜週カ月かけて
やっと自分の力だけで漕げるようになる。
これが「自転車理論」です。
誰しも経験があり、
100%成功しているのが「自転車理論」です。
そう。
自転車理論は「自立するまでの成功プロセス」なんです。
過去の
「自転車が漕げるようになるまでの経験」
を思い出してください。
「親がつきっきりでサポートしませんでしたか?」
「何度も練習を繰り返しませんでしたか?」
「転んでも寄り添って自転車を起こし、また練習に戻りませんでしたか?」
すべてが必要な自立するまでの成功プロセスです。
みなさんは過去に経験済みです。
しかも成功させています。
だから、今回も「自転車理論」を使うと成功します。
ただここで、次のような方が100%おられます。
「いや、自転車理論と子育ては違うでしょ」
「同じようにさせられるとは思えません」
「あのときとは状況が違います」
「いえ、うちの子は違います」
こういった考えやお気持ちはよく分かりますが、
本質を突いてください。
「自転車理論」も「子育て」も本質は同じです。
それが「何か」わかりますか?
ぜひ一度、この投稿から目を離したり、
一時停止してじっくり考えてみてください。
「自転車理論」も「子育て」も本質は同じ。
それが何なのか?
・・・
・・・
・・・
・・・
では答えです。
「自転車理論」と「子育て」の本質は
寄り添い
です。
子どもが自転車に乗れるようになるまでの「寄り添い」。
子どもが自立できるようになるまでの「寄り添い」。
していることは同じです。
本質は「寄り添い」です。
自立できるようになるまで、徹底的に寄り添ってください。
これが本質です。
でもこういう話は、抽象的で実践しづらいです。
「寄り添ってください」。
本質ですが、具体的に何をすればいいのかわかりません。
なのでここからは具体的に
「どうやって寄り添えばいいのか」をお話ししていきます。
ちなみに僕は、100名以上の生徒がいる塾を1人で運営し、
生徒の進捗管理や生徒指導、LINEやZoom、授業など
合計すると1週間で40時間〜50時間、
生徒をサポートして、寄り添っています。
そこでしていることも踏まえて
これからじっくりお話ししていきます。
◆寄り添い方
寄り添い方は、次の3ステップです。
===
【寄り添い方の3ステップ】
①具体的言動
②分析→行動目標の設定
③反復練習
===
順番にいきます。
①具体的言動
どんなことでもはじめは
「超超超具体的な言動」を目指してください。
ここで何をすればいいのかわからなくなると
子どもは途端にやらないか、できなくなります。
たとえば、
「自分から宿題をしてほしい」と思ったとすると
宿題をするまでの過程を超超超義体的にします。
次のような指示出しです。
「何時から、どんな宿題をどれくらいの量、
どれくらいの時間で完了させるのか教えて」
これにより子どもは
「夜7時から数学の宿題5ページを1時間で完了させる」
のような返答をし、かなり宿題がしやすくなります。
発言権や主人公を常に「自分」にさせてください。
「〜しなさい」だと子どもが「受け身」になり、
いつまで経っても自立できません。
具体的な質問をして、
子どもに答えさせ、「自分がやるんだ」という
自分ごとにするのがポイントです。
自立するためには「自分のことなんだ」と
自己責任を持たせないと子どもはいつまでも育ちませんので。
これは「具体的言動」の「言」ですが、
「具体的言動」の「動」を使って、
「実際に親であるみなさんがしている姿」を見せてもいいです。
もしかしたら自転車理論で
はじめにみなさんが自転車に乗って
子どもにお手本を見せた上で指導したかもしれません。
お手本を見せるイメージで
やっている行動を見せると子どもがイメージしやすく、
実際に子どもが動きやすくなります。
ただ、具体的言動には「2つ重要なポイント」があります。
それは
(1)許可取り
(2)シングルタスク
です。
具体的言動をする際は、なるべく
「今から教えるけどいい?」と「許可取り」をすることです。
許可も得ていないのにいきなり
質問したり、行動を見せたりしても
子どもは「自分ごと」として捉えません。
「今から宿題のことについて話すけど大丈夫?」
このように質問して、許可を取った上で
「具体的言動」を始めてください。
(親)許可取り
↓
(子ども)OK
この図式が成立するから、子どもが「やるモード」になり、
「OKしたからやらないといけない」という自己責任が生まれ、
「自分ごと」として捉えられるようになります。
次に「シングルタスク」です。
具体的言動を実施するときは
基本的に「1つだけ」にしてください。
「今はこれだけ」という1つにせず、
複数の「マルチタスク」で指示出しやアドバイスをすると
途端に子どもはできなくなります。
自転車理論と同じです。
まずは
「ペダルに足をかけて」のような「シングルタスク」の指示出し。
その後に
「ではイスに座って」という「シングルタスク」の指示出し。
「1つずつ丁寧に」です。
つまり、こうです。
シングルタスクの指示出し
↓
できたかどうかの確認
↓
次のシングルタスクの指示出し
↓
できたかどうかの確認
↓
次のシングルタスクの指示出し
↓
・・・
こうやって1つずつ丁寧に指示出しをし、
出来具合を確認してから、次の指示出しをします。
慌てず、ゆっくりと。
これが「寄り添い」です。
子どもをじっくり観察して、寄り添い、
「許可取り」と「シングルタスク」を使って
具体的言動を進めてください。
②分析→行動目標の設定
具体的言動をした後は行動するので
必ず何かしらの「結果」が現れます。
自転車理論だと「漕いでたら転けた」みないな結果です。
このときにも「寄り添い」ます。
具体的には「分析→行動目標の設定」です。
自転車理論なら「転けた」の分析をします。
分析は「なぜを連発すること」が重要です。
なぜ転けた?
↓
「ブレーキの操作を誤ってしまったから」
「乗っている時の姿勢が悪かったから」
「ハンドル操作が悪かったから」
「ペダリングがぎこちなかったから」
こうやって原因を究明します。
「原因」さえ分かれば、そのあとの「行動」がしやすくなります。
たとえば、「自転車に乗っていて転けた」の原因が
「乗っている時の姿勢が悪かったから」となれば
「背筋を伸ばして自転車を漕ぐ」が「次のシングルタスク」になります。
「次のシングルタスク」が「行動目標」です。
1つの行動目標を決め、それだけに集中してできるようにする。
この繰り返しです。
以上、ここまでの「寄り添いの流れ」をまとめます。
===
【寄り添いの流れ】
許可取り
↓
具体的言動 ※シングルタスクで
↓
行動する
↓
結果が出る
↓
「なぜ?」を分析する
↓
行動目標を1つ決める
===
ここまで到達すれば、最後3ステップ目です。
③反復練習
最後はここまでのステップを、ただ反復するだけです。
「具体的言動→分析→行動目標の設定」
これを1セットにして、何回もセット数を回します。
いつまで回すのか?
「自立できるまで」です。
「自転車理論」を思い出してください。
自転車に乗れるようになるまで、みなさんは
「何回転びましたか?」
「どれくらいの時間かかりましたか?」
何10回も転び、数週間〜数ヶ月かかったはずです。
つまり、
「具体的言動→分析→行動目標の設定」
のセット数を何10回も回し、数週間〜数ヶ月かけて反復練習し、
自立できるようになるまでサポートする。
これが「寄り添い」です。
自立できるようになるまで
ふつうそんな数回でできませんし、
数時間、数日でできるようになりません。
「自転車理論」と同じように
時間をかけて、じっくり反復練習するからこそ
徐々に自立できるようになっていきます。
ここまで話すと
「そんなにしないといけないのか。。。大変だな。。。」
とお思いになるかもしれません。
マインドチェンジしてください。
「そんなにもチャレンジできるのか!面白いな!」
このマインドチェンジです。
「具体的言動→分析→行動目標の設定→反復練習」
このステップを回すことは本来、面白いものです。
なぜなら、少しずつ成長するからです。
今回の結論「自転車理論」。
自転車に少しずつ乗れるようになってきた時のことを
思い出してみてください。
面白くありませんでしたか?
少しずつ成長していることを実感し、
自転車に乗る練習をすることに夢中になっていたはずです。
この感覚です。
何もせず、ただ日常を過ごしていても
成長はありません。面白くもありません。
本当の面白さとは、成長感覚です。
成長しているから面白いんです。
お子様が自立するまでのサポートを楽しんでください。
具体的言動を楽しんでください。
分析を楽しんでください。
行動目標の設定を楽しんでください。
反復練習を楽しんでください。
寄り添いを楽しんでください。
そして
子育てを楽しんください。
みなさんのお子様が
自立できるまで成長されることを祈っています。
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