今回は「子どものメンタル」についてのお話です。
僕は現在150名以上の生徒、保護者様と
関わらせていただいています。
もちろん「勉強」の指導をしていますが、
それ以外にもある意味、
勉強よりもっと重要なものがあります。
今回のテーマ「メンタル」です。
メンタルとは「精神状態」。
要は、「心の中で何を考えているか?」ということです。
これは「勉強」と密接につながります。
勉強には「3つの段階」があります。
・勉強前
・勉強中
・勉強後
これら3つすべてに「メンタル」は関わります。
・勉強前
→「勉強しよう」というメンタル
・勉強中
→「理解しよう」「暗記しよう」「考えよう」というメンタル
・勉強後
→「復習しよう」「解き直しをしよう」「丸つけしよう」
というメンタル
すべてに「〜しよう」という心の状態、
「メンタル」が関わります。
そう。
勉強に「メンタル」はつきものです。
次のような人はいませんか?
「勉強しないといけないことはわかっているけど勉強したくない」
「勉強最中にスマホに手が伸び、勉強から2時間離れた」
「テストの結果が悪くて萎えて、勉強しなくなった」
すべて「メンタル」が影響しています。
これまで何1,000人もの生徒を見てきて
ものすごく感じているまずいことがあります。
「ちょっとでもイヤなことがあったらすぐ折れてしまう子が多い」
ということです。
・思ったようにいかなかった
・結果がよくなかった
・うまくいかなかった
生きていれば当たり前に起こるイベントに対して
心が乱れ、折れてしまう子たちです。
勉強することも大切ですし、
僕の発信の99%は「勉強」についてです。
ですが「メンタル」も重要です。
なぜなら、ここまでお話ししてきた通り、
「勉強」にものすごく影響するからです。
ということで今回は
メンタルが最強に育つ家庭の特徴を
「たった1つ」だけお伝えします、。
・メンタルが強い子の特徴
・メンタルを強くする方法
・折れない心を作る方法
をズバッと1つだけ紹介し、
みなさんにはこれから
「メンタル」を鍛えていってもらいます。
そのためには「思考」を変える必要があります。
今回ご紹介する「たった1つの思考」さえ持っていれば
メンタルは勝手に育っていきます。
今回の思考は
まずほとんどの人が意識して使えていません。
僕の生徒でも使えている生徒はごくわずかです。
でも必ず誰でも鍛えられ、
メンタルを強くすることは可能です。
ぜひ最後までお付き合いください。
メンタルは今からでも変えられます。
いきましょう。
目次
◆【保護者様向け】子どものメンタルが最強に育つ「たった1つ」の家庭の特徴
結論からいきます。
子どものメンタルが最強に育つ
「たった1つ」の家庭
が持っている「たった1つの思考」とは何か?
それは
アップデート思考
です。
アップデート思考とは
今より1つ上のレベルに行く思考です。
現在「レベル35」なら「レベル36」になることが
アップデートです。
スマホにはよく「アップデート」があります。
アップデートすれば
「何か」が「改善」されますよね。
「アップデートして何も変わらない」
なんてことはありません。
「何か」が変わります。
多くの場合「不具合の解消」です。
これはまさに「アップデート思考」です。
つまり、こうです。
===
今より1つ上のレベルに行こうと思えば
不具合を解消すればいい。
そのために「何か」を改善する。
===
これがアップデート思考です。
こういう思考ができている人は総じて
「メンタルが強い」です。
この理由をお話しします。
まずはみなさんに質問です。
みなさんは
「メンタルが強い」「メンタルが弱い」と言う時
「何」に対して「メンタルが強い」「メンタルが弱い」
と言っていますか?
「自分はメンタルが強い」
「あの人はメンタルが強い」
「何」に対して?
僕はこう言語化します。
「回復力」に対して。
メンタルが強い人には「回復力」があります。
回復力とは
うまくいかなかった結果を
「立て直す力」「修正する力」のこと
です。
たとえば、
「英語のテストで90点を超えた」と思っていたけど
ケアレスミスしまくって、結果は「80点」だったとします。
思っていた結果と違う結果だったので
当然、メンタルが崩れます。
「なんで、こんな低いんだ・・・」
この結果から2タイプの人に分かれます。
(1)回復できる人
(2)回復できない人
はっきり言うと
・回復できる人が「メンタルが強い人」
・回復できない人が「メンタルが弱い人」
です。
メンタルが強い回復できる人は
「なぜ思ったよりも点数が低かったんだ?
家帰ってからじっくり分析して、紙に書き出してみよう」
メンタルが弱い回復できない人は
「うわ、最悪・・・全然ダメやん・・・。
あんなに勉強したのに。もう勉強しても点数とれない」
この差です。
メンタルが強い人は
結果に対して「分析」、「前進」できます。
これが回復力です。
ゲームでダメージを受けた時に
回復薬で治癒し、回復するイメージです。
メンタルが強い人は
自分が受けたダメージを分析し、
前に進み、回復します。
メンタルが弱い人は
自分が受けたダメージをそのまま放置し、
停滞、あるいは後退し、回復しません。
ゲームの「回復薬」は「自分」です。
つまり、自分で自分を回復させる。
これが回復力でありメンタルが強い人の特徴です。
以上の話から
アップデート思考を身につける上で
絶対にしなければいけないことが
2つ炙り出されてきます。
===
(1)「現在」を分析すること
(2)「未来」を改善すること
===
子どものメンタルが最強に育つ家庭は
これら2つを回す仕組みを確立しています。
それぞれじっくりお話ししていきます。
(1)「現在」を分析すること
これからは結果に対して
「良かった、「悪かった」という安易な振り返りではなく、
「事実」を正確に分析します。
「何がどうなったのか?」です。
数値化できるものは数値化しておきたいです。
例を挙げます。
・スマホを2時間触った
・ゲームを3時間した
・数学のテストが75点だった
・今日は7時15分に起きた
このようにただ「事実」だけを
可能な限り数値化します。
ここで感情は不要です。
逆に感情を出すと
結果に対して一喜一憂してしまい、
前に進めなくなります。
結果が悪くて、勉強しなくなる
前に進めなくなる子ほど
結果に対して感情を抱き、やる気をなくしています。
自分で自分を回復させることなく、
自分で自分を責めています。
結果は変わらないことを肝に銘じておいてください。
「数学のテストが75点だった」
この事実は絶対に変わりません。
はっきり言ってしまうと
「変わらない事実」に対して
感情を抱いても何も変わらないので無駄です。
こういう「変えられないこと」ではなく、
「変えられること」を考えていきましょう。
そのために、事実を数値化するんです。
今回の投稿は
多くの保護者様がご覧いただいていると思います。
事実を数値化するときは
ぜひお子様自身にしてもらってください。
なぜなら
お子様が自分で事実を数値化しないと
「自分事」にならないからです。
お母様がやる、お父様がやると
「他人事」になります。
「自分の問題だ」と事実認識させるためには
自分でやるしかないです。
そのためには
「やるのは子供」という考え方を
必ず持っておいてください。
もちろんお手伝いや協力は
していただいて構いません。
でもやりすぎないようにしてください。
そのためには
次の1つを必ずやってください。
インタビューする。
徹底的にインタビューしてください。
インタビューとは、深く聞くこと。
具体的には、まず
1W1Hを聴いてください。
・What?(何を?)
・How many?(どれくらい?)
です。
何がどれくらいの量、時間、点数だったのか?
ただこれを
インタビュアーのように深く聴いていくだけです。
「スマホ時間」のように
漠然としていてよくわからない場合は
「大体の時間」でもいいです。
感情は一切介さず、
ただ淡々と聴いていくだけです。
できれば次に必ず可視化してください。
「紙に書く」でも「スマホに書く」でもいいです。
事実を証拠として残すイメージで
とにかく可視化しておいてください。
可視化しないと、事実を一瞬で忘れるので
次の「改善する」にいけません。
事実は必ず書き残して
「いつでも見られる状態」にしておきましょう。
僕の塾でも「勉強報告」の中で
「成果」という形でこのように
可視化して報告してもらっています。
毎日何10人もの生徒に返信し、
事実が数値化できていなければ修正してもらっています。
かなり細かなところまで詰めていますので
生徒は自ら事実を数値化できています。
そして、自ら「改善点」を炙り出し、
僕のアドバイスも相まって
毎日自分をアップデートさせています。
オンライン塾は審査制で
全員が受けられるわけではありませんが、
本気であれば僕は全てを賭けてサポートします。
ご興味あれば概要欄、コメント欄の
公式LINEにご登録ください。
順次案内しています。
(2)「未来」を改善すること
「現在を分析すること」「事実の数値化」ができれば
次は「未来」を改善することです。
事実を数値化&可視化したので
そこからの改善策は炙り出しやすいはずです。
やることは2つです。
===
・さらに数値化すること
・ToDoを1つに絞ること
===
例を挙げて説明します。
「数学のテストが75点だった」とします。
ここから次の改善策を練るために
さらに数値化します。
(事実)数学のテストが75点だった
(さらに数値化)次は90点を取る
次に「そのためには何をすればいいのか?」を
具体的にToDoとして挙げます。
(ToDo)問題集をあと2回多く反復する
以上をまとめると
(事実)数学のテストが75点だった
(さらに数値化)次は90点を取る
(ToDo)問題集をあと2回多く反復する
となります。
これで
「具体的に何をすればいいのか?」が
炙り出されました。
ここまで来れば「かなり回復した」と言えます。
なぜなら、やるべきことが明確になったからです。
もう「メンタル」のことなんて考えることはありません。
もう1つ、よくある
「スマホ使いすぎ問題」について例を挙げます。
(事実)スマホを3時間使った
(さらに数値化)次は2時間にまで抑える
(ToDo)スマホを使用するとき2時間のタイマーをかける
ToDoにまで持っていくことが目標です。
目標が設定されればあとはやるだけです。
次の日に実行すれば、アップデートしています。
なぜなら
不具合を解消し、1つ上に行ったからです。
もちろんアップデートはうまくいかないこともあります。
あくまでToDoは暫定的な計画なので
思ったようにいかないことがあります。
その場合も同じく、
「事実→さらに数値化→ToDo」をして
紙やスマホに可視化しておきます。
とにかく、即修正、即改善です。
この試行回数が多ければ多いほど
うまくいく成功確率はどんどん上がっていきます。
メンタルが強い子は
「試行回数」がとにかく多いです。
そのためには
「失敗が成功である」という考え方を
脳にこびりつかせてください。
「失敗主義」でいてください。
ものすごく重要な考え方は
「失敗しに行く」。
そもそも失敗なんてありません。
「失敗」=うまくいかなかったことが知れた「成功」
です。
だから矛盾するようなことを言いますが、
「失敗=成功」です。
どんどん失敗してください。
失敗を楽しんでください。
失敗したん?
おめでとう!素晴らしい!
これが失敗主義です。
こういった考え方でいれば
どんどんトライできます。
だから成功確率が跳ね上がります。
以上まとめます。
===
【アップデート思考】
「事実→さらに数値化→ToDo」の試行回数を増やす
===
人はいつでも成長できます。
今回のアップデート思考は
人を成長させる思考です。
1%でもいいです。
1ミリでもいいです。
1つでもいいです。
昨日よリも今日、今日よりも明日。
みなさんはまだまだアップデートできます。
ぜひ「明日」のアップデートした自分を楽しみに
「今日」頑張ってください。
みなさんのアップデートに期待しています。
では。
今から「1つだけ」アップデートしてきてください。
これからもこのチャンネルでは
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