「子供にどう声かけすればいいですか?」
「子供とどう接すればいいですか?」
日々たくさんいただく質問です。
視聴者のみなさま以外でも
実際に指導している
生徒、保護者様からも多い質問です。
それだけ多くのお母様、お父様が
お子様との接し方に悩んでいるということです。
そこで今回は
こういったご質問に回答するとともに
「それだけは絶対にやってはいけない」という
完全NGの子供が潰れる子育てをご紹介していきます。
3ついきます。
最後まで見ていただけるとわかりますが、
正直言って、これら3つの子育ては
90%以上のお父様、お母様がやってしまっています。
完全NGなのにやってしまっているんです。
なぜやってしまうのか?
ではどうすればいいのか?
これも合わせてお話ししていきます。
現状、お子様との接し方や声掛けに悩んでいる
お父様、お母様はぜひ最後までお付き合いください。
お子様の未来を変えるのはみなさんです。
いきましょう。
目次
◆【完全NG】子どもが潰れる子育てTOP3
【完全NG】子どもが潰れる子育てTOP3
①縦関係
親子関係には、2つの関係があります。
(1)縦関係
(2)横関係
どちらになるかで
親子関係は全く別物になります。
縦関係は、上から下の関係、上下関係。
横関係は、上も下もない平行線の関係。
全く違います。
縦関係の接し方は
「〜しなさい」と言う言葉が多発し、
横関係の接し方は
「〜しよう」と言う言葉が多発します。
ここで質問です。
みなさんは
「〜しなさい」と「〜しよう」とでは
どちらの方が言われたいですか?
当然、後者のはずです。
誰も命令口調で
「〜しなさい」なんて言われたくありません。
でも親子関係になると
どうしても「〜しなさい」が多くなります。
なぜか?
「親が上、子が下」という考え方が
こびりついているからです。
本来上も下もありません。
横です。
考え方を変えてください。
===
親も子も横。親子関係は、横関係
===
これです。
もちろん
「〜しなさい」をゼロにすることは
難しいかもしれませんが、減らすことはできます。
「〜しなさい」を減らすことが
親子関係を改善する第一歩なんです。
もう1つ。
縦関係に多い声かけの1つは「詰問」です。
質問ではありません。詰問です。
返事を追って問い立てるのが詰問です。
縦関係になってしまっていると
「〜したの?」「〜は大丈夫?」と
何度も連呼して問い立ててしまいます。
詰問された子供は
「自分は信じられていない」と感じてしまします。
「刑事ドラマ」とかまさにそうです。
「お前がやったんだろ!」と
何度も詰問している場面がありますが、
完全に相手を疑っていますよね。
言われた側は嫌な気持ちしかしないですし、
刑事に好意を抱くことなんてありません。
でも意外なほど多く
こんな刑事ドラマみたいなことが
「家庭内」で起こっています。
よく思い出してみてください。
みなさんは
お子様に詰問していませんか?
もし少しでも心当たりがあるのであれば
これからは「次のことだけ」を意識してください。
===
勧誘文を多用する
===
勧誘文とは先ほどの「〜しよう」です。
英語で言うと「Let's〜.」です。
いきなり
「Do〜.」のような動詞を使った命令文を使うのではなく、
「Let's〜.」という勧誘文を使うんです。
「〜しなさい」と言われれば「やりたくないな」と思いますが、
「〜しよう」と言われれば「やろうかな」と思えます。
まったく違いますよね。
これから
「〜しなさい」と言いそうになった時は
「〜しよう」と言ってみてください。
たとえば、「お子様が宿題をしていない時」。
「宿題しなさい」という命令文、
「宿題いつするの?」という詰問ではなく、
「宿題しよう」という勧誘文です。
「〜しよう」には「一緒に」感が含まれています。
「Let's〜.」の短縮系は「Let us 」です。
「私たちと一緒にしよう」という意味です。
「〜しよう」というと
「一緒についてくれる」という安心感が生まれます。
親子関係がうまく行っている
親子ほど「安心感」があります。
「〜しよう」のような横関係で接しているからです。
僕はよく授業で言います。
「一緒にやろか」。
問題が解けなかった子にも言います。
「一緒にやろか」。
もう完全に口癖になっていますが、
これで子供は安心します。
メンタルも安定します。
だから、スムーズに勉強できます。
「〜しなさい」ではメンタルが不安定になり、
スムーズに勉強が進みませんからね。
また「終わらせればいい」という考え方になりやすく、
勉強が作業化しやすいです。
当然それでは
「身につく勉強」はできないので伸びません。
このようにまるで結果は変わるんです。
以上まとめます。
===
・縦関係...命令文、疑問
・横関係...勧誘文
===
さて、どちらになりますか?
勝負は「子供ができていないとき」です。
【完全NG】子どもが潰れる子育てTOP3
②不一致
これはかなりまずい状態です。
下手したら
子供の今後の人生に大きく影響します。
それが「不一致」。
これは何かというと
「子供の相性に合っていない」ということです。
合っていないことをずっとやる。
これほど良くないことはありません。
なぜなら、何も成長しないからです。
よく考えてみてください。
自分が「合っていないな」と思うことがあったとします。
あるいは「これ苦手だな」と思うことがあったとします。
これを「ずっとやり続けろ」と言われたら
さすがにイヤですよね。
でも意外なほど多くの子供がずっとやり続けています。
こういった子供は
次の2つのタイプのどちらかです。
===
(1)イヤなことをしているのに気づいていない
(2)イヤなことに気づいているけど我慢してやっている
===
どちらのタイプも恐ろしく伸びません。
僕は塾講師なので
やはり「塾に来たけど合わない」という子はいます。
僕は今オンラインで
・個別指導
・集団指導
・映像授業
・進捗管理
の4つのサービスを運営していますが、
やはり子供によって、「合う、合わない」はあります。
・映像授業でどんどん進めるのが合っている子
・じっくりマンツーマンの方が合っている子
・集団で周りと切磋琢磨するのが合っている子
・進捗管理を徹底するだけで十分合っている子
その子によって違います。
逆に合っていないと「不一致」が起こるので
やめるか、伸びないかの2択になります。
だからこそ「一致」させる必要があります。
ではどうすればいいのか?
次の1つだけをしてください。
===
子供に達成感の有無を聞く
===
「〜できるようになっている」
という実感があるかということです。
塾や習い事は特にそうですが、
「達成感がない」のであれば
わざわざ高いお金を出して通う必要はないですよね。
「塾に行っているけど達成感がない」
「習い事をしているけどできる実感がない」
このような状態で続けていくのは難しいですし、
続ける意味は特にありません。
もちろん、習い事や塾に対して
「楽しむために行っている」
「面白いから続けている」
のような目的であれば話は別です。
それはそれで素晴らしいことなので
そのまま続けていただければと思いますが、
「楽しさ」が目的ではないのであれば
「達成感」を目的にしてください。
食事をとっているときに
「今日どうやった?」と聞いてみたり、
日常の雑談の中でもさりげなく、
「最近、どう?」などと聞いてあげてください。
もしあまり達成感がないのであれば
「不一致」の可能性があります。
その場合は、じっくり会話して、
「これから」についてじっくり考えたり、
何か対策を打たないといけません。
僕も日々多くの生徒、保護者様から
毎日のように相談を受けますが、その時は
「〜しましょう」「〜はできますか?」と
「一致」に向かうアドバイスをしています。
「その子に合わせること」が本質です。
===
合っていないなら
「合わせるやり方」を一緒に考える
===
習い事が合っていないと感じるなら
・先生に相談してみる
・今までのやり方を変えてみる
・習い事を変える
のような「ネクストアクション」を考えるだけです。
横関係で。
ここまでの
・1つ目「①縦関係」
・2つ目で「②不一致」
で4タイプに分かれます。
===
(1)縦関係、不一致
(2)縦関係、一致
(3)横関係、不一致
(4)横関係、一致
===
(1)→ 最悪
(2)→ あまりないタイプですが、「横関係」を目指す
(3)→ 改善の余地、将来性あり。「一致」に向かうだけ
(4)→ 最高
いずれにしても、どれだけ
「(4)横関係、一致」に向かう子育てができるかです。
ぜひ
「達成感の有無」をヒアリングして、目指してください。
【完全NG】子どもが潰れる子育てTOP3
③成果主義
人から言われて嬉しいことがあります。
「よく頑張ってるね」。
これ、意外なほど言えないです。
本当に言えません。
なぜか?
頑張りを見ていないからです。
ここ1週間で
「お子様が頑張ったこと」を
いくつ答えられますか?
もし
・何も答えられない
・1個、2個しか答えられない
のであれば、お子様のことを見ていません。
そして、これは
お子様にダイレクトに伝わります。
「僕、私のことを見てくれていない」と。
本当にお子様のことを見ているのであれば
呼吸するように「よく頑張ってるね」は自然と言えます。
なぜなら
「頑張っていること」は1つでも必ずあるからです。
・習い事
・部活
・宿題
・委員会
・テスト勉強
など。
必ず「何か1つ」でも頑張っています。
お子様は今日、
何を1つ頑張りましたか?
これが分かるためにはどうすればいいのか?
簡単です。
会話する。
会話すれば
頑張ったことはわかります。
それが会話の中で出たタイミングで
「よく頑張ってるね」と言う。
これだけです。
人が前に進めるのは
「成長を実感しているとき」です。
「よく頑張っているね」は
「成長しているね」と頑張りを認めた言葉です。
だから、また前に進もうと思います。
頑張れば1つ成長しています。
その1つの成長を言語化して、伝える。
これほど重要なことはありません。
「子どもが潰れる子育てTOP3」の最後は
「成果主義」にしました。
成果を出すことは大切です。
成果が全てなことも間違いではありません。
でも親子関係や人間関係において
「成果」ばかりを追い続け、
「成果が出ないと全部ダメ」のような
成果主義だとメンタルが壊れ、潰れます。
成果主義ではなく、
成長主義でいきましょう。
「よく頑張ってるね」は成長主義の言葉です。
他にも
「〜できるようになってる!」
「そんなにも〜したの!?」
「めちゃくちゃ努力してるやん!」
のような言葉も成長主義の言葉です。
冒頭の
「子供にどう声かけすればいいですか?」
「子供とどう接すればいいですか?」
に対する答えは
「子供が成長を実感できる言葉をかけてあげてください。
そういう接し方をしてください。」
です。
そうすれば、子供は
能動的に成長のための行動ができるようになります。
以上ここまでの3つをまとめます。
===
①縦関係ではなく、横関係
②不一致ではなく、一致
③成果主義ではなく、成長主義
===
似て非なるもの。
真逆です。
この投稿をきっかけに
「横関係、一致、成長主義」の3つをキーワードに
これからお子様と接していただければと思います。
お子様の明るい未来のために。
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